電気工事士虎の巻 ~ オールドルーキーが教える業界事情から試験対策まで ~

已むに已まれぬ事情で48歳で電気工事業界に入ったおっさんのつぶやき

【悲報】第1種電気工事士、技能試験を終えて(後編)

こんにちはorこんばんわ、かんとなです。

 

前回の投稿からすぐに更新する予定だったのですが、予想を上回る精神的ダメージで1週間も開いてしまいましたw

 

さて、【悲報】第1種電気工事士、技能試験を終えて(前編) - 電気工事士虎の巻 ~ オールドルーキーが教える業界事情から試験対策まで ~を読んで

「そうか、コイツはCVケーブルに手間取って落ちたのか」

と思われた方が多いと思いますが、おいらの場合、CVケーブルが直接のやらかし要因ではありません。

 

ただ、手間取った事で焦って冷静さを欠いたのは事実です。

 

おいらのやらかしは、施工条件の確認漏れによる結線ミスです。

 

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公表問題No.8は、CT(変流器)で高圧を計器用105vに変流して過電流継電器(OCR、オーバー・カレント・リレー)へ送り、そこから更に電流計に送るという回路です。

 

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OCRには極性が無いので、参考書の想定問題でも

「電源から来る線は2つある端子(c1、c2)のどっちに入れろ」

という指示はありませんでした。

 

ところが今回の出題では「電源からの線をc1に入れろ」と施工条件に書いてあったのです。

それなのに、アウトレットボックス内で結線する際に、誤ってc2端子に繋いだ線と結線してしまった……というのがおいらが犯したミスです。

※おいらが使用したのはツールボックス社の「すい〜っと合格」シリーズですが、他社の参考書では指定した想定のものもあったようです。

ぜんぶ絵で見て覚える 第1種電気工事士 技能試験すい~っと合格2018年版

ぜんぶ絵で見て覚える 第1種電気工事士 技能試験すい~っと合格2018年版

 

 

とはいえ、早く気づけばOCR側の端子に繋いだ線を入れ替えて対応出来たのですが、間違いに気づいた時には作業する時間は残っていませんでした……。

 

万に一つも無い可能性ですが、とりあえず回路が完成していれば欠陥を見落としてくれるかもしれません。

(伝え聞くところに寄りますと採点時の見落としは結構あるらしいですw)

 

なので、中途半端に線を外さなかった判断は間違っていないと思いますが、そもそも結線ミスしてますからねぇ……。

 

という訳で、おいらの技能試験は(ほぼ間違いなく)失格という結果に終わってしまいましたw ← 笑い事でわない

 

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自分が施工条件を見落としておいてこんな事をいう資格はありませんが、技能試験の内容というのは、平常心を保って冷静にやれば誰でも受かる試験です。

 

勿論、問題によって難易度の差や作業量の差などの当たりハズレはありますし、得手不得手もあるとは思いますが、それでも一度か二度、事前に練習しておけば大丈夫です。

 

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ここからは今後、電気工事士の技能試験を受験される方にお役立ち情報をいくつか。

 

その1:戦いは試験開始前に始まっている

 

ナニ言ってんだコイツは?と思われるかもしれませんが、技能試験は試験開始前に始まっています。

 

というのも、試験が始まるだいたい10分くらい前に問題用紙と技能試験で使う材料が配布されます。

当然のことながら試験開始前に問題用紙を開けたら即退場ですが、実は表紙に思いっきり材料の一覧表が載っています。

(試験の前に材料が間違いなく揃っているか、確認の時間がある為)

 

なので、それを見れば公表問題の何番が出るか、ある程度限定出来るのです。

(CVケーブルがあればNo.7、8、10のどれか、というように)

 

どの問題にもだいたい「その問題でしか使わない材料の組合せ」があるので、それを覚えておけば開始前から複線図を思い浮かべたり、使わない工具を机から降ろしておけます。

 

ちなみに実際に試験を受けると作業スペースの狭さにビックリさせられます。

 

特に1種は高圧側の部分を先に作ってから低圧側に取り掛かる人が多いと思いますが、高圧部分を避けておくと作業スペースは僅かです。

 

当然、工具を置いておくスペースも無いので、使わない工具を排除出来るメリットはかなり大きいと思います。

 

その2)試験官の会話に注意すべし

 

これは佐賀の会場であっただけなので、他会場で通じるかどうか分かりませんが、試験官の打合せがもし聞こえれば、更に試験内容の先読みが可能になります。

 

それは材料の追加支給について。

 

1種、2種を問わず、電気工事士技能試験では一部の材料の追加支給があります。

具体的にはリングスリーブと差込コネクタ、ランプレセプタクルの止めネジなのですが、何が支給対象か分かれば出題を限定出来ます。

 

例えばおいらが受けた佐賀の出題No.7の場合、支給対象はリングスリーブだけでしたが、

 

レセプタクルのネジは支給しない → レセプタクルは使わない

 

差込コネクタは支給しない → ジョイント箇所は1つ(アウトレットボックスのみ)

 

ということが分かります。

 

この段階ではまだ参考書を読めるので、それだけで出ない問題をハジける訳で、少なからずメリットがあると思います。

 

これはあくまでも佐賀会場でそういうことがあったというだけですが、注意を払う価値はあるのではないでしょうか?

 

その3)カッターナイフは使うべからず

 

試験の注意事項に書いてあるにも関わらずあまり参考書に書かれていないようですが、技能試験においてカッターナイフの使用は強く自粛が求められています。

 

理由は言うまでもなくケガが多いから。

 

現場においてもカッターナイフは便利な反面、細かいケガが多い工具ですが、技能試験の狭いスペースでは一瞬の不注意がケガに繋がります。

作品に血が付着している事が欠陥と見做されるかどうかは不明ですが(たぶん大丈夫だと思いますが)、流血騒ぎを起こしてしまえばまともに時間内に作業を終わらせるのは難しいでしょう。

 

実際、カッターナイフが無ければ出来ない作業は技能試験にはありません。

(出題によっては電工ナイフすら不要)

 

なので、カッターナイフは使わないことを強くお薦めします。

 

※実はおいらが受けた会場にいた知り合いが、カッターナイフで手を切って作業出来なくなり、敢無く未完成に終わりました。