電気工事士虎の巻 ~ オールドルーキーが教える業界事情から試験対策まで ~

已むに已まれぬ事情で48歳で電気工事業界に入ったおっさんのつぶやき

【新米電気工事士の工具一式】その6:測量、計測機器類

こんにちはorこんばんは、かんとなです。

 

おいらの腰道具、並びにポケットに入れているものをご紹介記事第6弾。

一応、このシリーズはある程度同類の工具をまとめているのですが、今回はちょっとバラバラ(笑)

しいて言えば「測る/計る」工具類ということで。

 

・スケール

タジマ Gロック-19 5.5m 19mm幅 メートル目盛 GL19-55BL

タジマ Gロック-19 5.5m 19mm幅 メートル目盛 GL19-55BL

 

売り場やネット通販で「コンベックス」と呼ばれることがありますが、要するに

 

コンベックス (Convex) は、凸であることを意味する英語に由来する言葉。金属製で断面が湾曲したテープで測定するタイプのメジャー (測定機器) by Wikipedia

 

です。

 

価格も様々、仕様も様々ですが、長さが測れれば事足りるので、最初のうちはあまり高い物でなくても良いのではないかと思います。

 

とは言え、安物は長い距離(例えば天井の高さ)を測ろうとするとテープの部分がベコンベコンに曲がって難儀することもあります。

 

不安な方はネット通販ではなく、お店で実際にテープを出してみてあまり薄っぺらなのは避けた方が良いでしょう。

 

ちなみにおいらの場合、スケールは長さを測るだけでなく、手が入らない壁のボード裏に垂らした電線を引っ張り出すマジックハンドの様な使い方をしたり、天井裏で電線を受け渡すフィッシャーロッド(通称釣り竿)が無い時に代用したりします。

そういう場合もある程度テープの強度はあった方が便利です。

デンサン ポケットフィッシャー(3m) DPF-300

デンサン ポケットフィッシャー(3m) DPF-300

 

 

・水準器(レベル)

デンサン スイッチボックスケガキレベル ML-2M

デンサン スイッチボックスケガキレベル ML-2M

 

電気工事に限った話ではありませんが、機器の取付で「平行・垂直」は基本中の基本です。

(現場ではしばしば守られていませんけどね。おいらが現場で最初に衝撃を受けた言葉は、相方のジジイが言った「柱が真っ直ぐ建ってる保証はどこにも無いぞ」でした笑)

 

人間は意外と平行・垂直のズレを感知する能力が高いので、テキトーにコンセントのプレートを付けたりするとバレますが、その割には付ける時に感覚で垂直だと思っても垂直になってないことはよくあります。

 

横着せずに水準器を使いましょう、というのがおいらの答えです。

 

平行と垂直が同時に測れるようになっていればどんな水準器でも構いませんが、スイッチボックスの開口サイズ(90mm×50mm)になってる物だと、開口したい場所のセンターに合わせて四角く周囲をなぞれば良いので便利です。

 

・検電器

HIOKI(日置電機) 3481 検電器

HIOKI(日置電機) 3481 検電器

 

電気工事は常に感電の危険と隣り合わせです。

 

低圧電気取扱業務特別教育(低圧電気工事に従事する人が受けなくてはならない講習)によれば、人間が感電した場合の危険な電圧は42ボルト、通称「死にボルト」と言われていますが、家庭用のコンセントや電灯でも100vですし、最近はIHヒーターや出力の大きなパッケージエアコン、温水器、EV自動車の充電器など、200v動力電源もごく普通にあります。

 

つまり、もし感電したら(運が悪ければ)死ぬよ、ということです。

男達のメロディ

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(♪運が悪けりゃ、死ぬだけさ〜、死ぬだ〜け〜さ〜)

 

ちなみにおいらは100vも200vも感電したことがあります。

その経験からして大抵の場合、100vは「いてっ!」くらいで済みますが、200vは痛いどころの騒ぎではありません。

 

温泉センターなどによくある地下水の汲み上げポンプの工事だったのですが、ポンプ側の三相200v電源を切って

「さあ電気来てないからさっさとリレー交換して!」

と言われてリレーの端子にドライバーを当てたところ、タンク側の電源が切れていなかった為にリレーに200vが返ってきていたのです。

 

まあ、右肘から先が吹っ飛んだかと思いましたよ。

 

その時、おいらは検電器を持っていませんでした。

もし持っていて、ドライバーを突っ込む前に当たっていれば避けられた事故です。

(この時、もし左手でリレーが収められている鉄製のボックスに触れていたらおいらは死んでました。ゴム手袋はしていましてが、汗びっしょりでしたので役には立ちませんでした……)

その日、おいらが速攻で検電器を買ったのは言うまでもないでしょう。

 

電気に携わる人間にとって検電器は命綱です。

 

・テスター

HIOKI(日置電機) 3244-60 デジタルマルチメーター

HIOKI(日置電機) 3244-60 デジタルマルチメーター

 

何をか言わんや、という感じですが、テスターを持ってない電気屋はモグリです(笑)

ポケットにすっぽり収まるカードサイズで良いので必ず持ちましょう。

 

現場ではこれとは別にクランプメーターもよく使いますが、そっちは腰道具に入れておく必要はないでしょう。

HIOKI (日置電機) ACクランプメータ 3280-10F

HIOKI (日置電機) ACクランプメータ 3280-10F

 

 

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ここからまったくの余談。

おいらの同僚にクランプメーターとメガー(絶縁抵抗計)の複合機を持ち歩いてる人がいるのですが、理由は竣工検査の絶縁抵抗試験……ではなく、

 

現場で揉めた軽天屋やボード屋を攻撃する為

((((;゚Д゚)))))))

 

工事現場は最初に基礎があって建物建てて内装して……といろんな段階があるのですが、電気工事と比較的近い工程の所に軽天屋さんとボード屋さんがいます。

 

・軽天(けいてん)
天井受け構造に、軽量鉄骨材料を用いて軽量化を図ったもの。天井ボードを取り付ける野縁(のぶち)材及び野縁受に軽量材料を使いジョイントで取付け、天井スラブにアンカーボルトで吊った全体構造をいう。

 

なので、工事の進捗についてよく揉めるのですが(「そっちが終わらないとこっちが進められねーんだよ!」)、何故か電気屋さんはこういう時立場が弱いんですよね。

 

ここまで書けばおいらの同僚が何をするのかお分かりだと思いますが、軽天屋さんが悪口雑言文句タラタラで作業してる時に軽天材に向けて

 

メ ガ ー で ビ リ ビ リ (゚д゚lll)

 

何やってんだ!?って話ですが、まあ、やられた側は何をされたか理解できないので、密かに仕返し出来る訳です。

 

良い子は真似しないでね。